エアコン交換を伴うリフォームもアスベスト調査

アスベストに関する健康被害が社会問題になっていますが、これに伴い事前調査はアスベストの有無に関係なく報告する義務付けが行われています。報告は、解体業者が行ってくれるので施主が手間をかけけることはないのですが、調査報告はエアコンの交換を含めたリフォーム工事でも必要です。家庭用エアコンは、アスベストが使用されている製品は製造されていませんが、以前の製品の一部に使用されていたものが存在します。これは家庭用エアコンの圧縮機部分に使用されているパッキンなどの部品で、ごく微量ではありますが石綿が使われていたものがあります。

室外機の構造内部に使われていて、エアコンの使用や非使用に関係なく大気中へ飛散の可能性はなく、問題はないとされます。さらに、廃棄されたエアコンの破砕処理が行われる際も冷凍機油が含浸されている関係で、大気中に飛散する恐れはありません。なお、エアコン交換を伴うリフォーム工事のとき、請負代金の合計が100万円(税込)以上の場合は報告を行う必要がある、これは室外機の部品に石綿が使用されていることがあるためです。一般的に、アスベスト調査は解体工事や改修工事を対象にしていることが多いのですが、外壁塗装や屋根・外壁の張り替え工事で請負代金が100万円以上(税込)などの場合も、事前調査が必要ですし、金額に応じて報告義務があるので注意が必要です。

なお、アスベストの事前調査はあくまでも石綿の使用における有無であり、報告は使用の有無に関係なく一定規模の工事の場合に義務があることを理解しておきましょう。アスベストの調査のことならこちら

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